寝てばかりの旦那と離婚したいは離婚事由にあたるのか?寝ない5つの対処法も解説

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「寝てばかりいる旦那と離婚したい」

「寝てばかりいる旦那との離婚の方法を知りたい」

「寝てばかりいる旦那と離婚したいは離婚事由になるの?」

上記のように考えたことはありませんか。

 

休みの日だからこそ家族で出かけたり、家事を手伝ってほしいのが妻の気持ちです。

けれども、寝てばかりいる旦那を見て怒りや虚しさといった感情が溢れ、思い切って離婚したいと考えてしまうこともあるでしょう。

本記事では以下のような内容をまとめました。

 

  • 寝てばかりいる旦那と離婚したいは離婚事由にあたるのか?
  • 寝てばかりいる旦那にイライラする妻の心理
  • 寝てばかりいる旦那に考えられる理由と対処法

本記事を読めば冷静に寝てばかりいる旦那への対応を考えられるでしょう。

ぜひ、最後まで本記事をお読みください。

寝てばかりの旦那との離婚は協議離婚が成立の可能性がある

休みの日は家事や子育てを手伝ってほしいのに寝てばかりいる旦那に怒りが込み上げて来てしまいますよね。

生活を共にしていても寝てばかりいては離婚を考えてしまうでしょう。

では、寝てばかりいる旦那と離婚できるのでしょうか?

 

  • 協議離婚は成立する可能性がある
  • 調停離婚など裁判所での成立はむずかしい

詳しく解説していきます。

協議離婚は成立する可能性がある

寝てばかりいるという理由で、協議離婚が成立する可能性が高いです。

協議離婚は下記のように定義されています。

民法第763条協議上の離婚:協議離婚とは、夫婦が合意により婚姻の解消を約し、届出によってその効力を生じさせることをいう。

出典:民法第763条【協議上の離婚】

 

夫婦間の話し合いで離婚が成立する方法は一般的です。

第三者の介入が不要のため、夫婦間での話し合いによる合意ができたら離婚届けを役所に提出すると受理され、離婚が成立します。

 

費用や手続きが必要ないため、離婚の原因が寝てばかりいるから離婚したいという原因でも成立するのが協議離婚です。

しかし、トラブル回避のため夫婦双方の権利や協議で決定した内容を書面に残しておきます。 

調停離婚はむずかしい

寝てばかりいる旦那が寝てばかりいるという理由で、調停離婚など裁判所での離婚はむずかしいと考えられるでしょう。

調停離婚は以下のような民法で定められた定義によりますと

夫婦の話し合い協議によってまとまらない場合は、家庭裁判所の仲介によって離婚が成立する調停離婚へと進みます。
相手が行方不明や心神喪失状態など特別な理由を除いては、調停をとばして裁判に進むことはできません。


出典:家事事件手続法第257条

 

夫婦の話し合い協議によってまとまらない場合は、家庭裁判所の仲介によって離婚が成立する調停離婚へと進みます。

相手が行方不明や心神喪失状態など特別な理由を除いては、調停をとばして裁判に進むことはできません。

 

「夫婦関係調整調停の申し立て」といい

  • 夫婦間での話し合いがまとまらない
  • 話し合い事態ができない

上記のような場合に家庭裁判所で調停を申し立てて成立を目指すのが調停離婚です。

 

調停離婚は家事審判官と調停委員が夫婦それぞれを別室で主張や話しを聞き解決策を提示しながら進められます。

離婚するにあたって子供がいる場合はまず親権者を決定し、話し合いの進め方は以下のような順番です。

  1. 親権者ではない親から子供への養育費の決定
  2. 親権者ではない親に定期的に会える面会交流の話し合い
  3. 財産分与と年金分割、慰謝料といわれる損害賠償金の話し合い

 

以上のような話し合いで決定した調停調書を裁判官によって読み上げられ、調停が成立した時点で離婚の効力は発生します。

夫婦間の話し合いでまとまらない場合に、いきなり裁判というわけではなく調停委員に仲立ちを依頼し話し合いをまとめていくのが調停離婚です。

しかし、調停委員は旦那が寝てばかりいることを離婚の理由にして離婚を納得するとは限りません。

 

離婚の理由といわれる離婚事由5つのどれかに該当するかを調停委員は判断します。

離婚事由①:相手の不貞行為があったとき
離婚事由②:相手から悪意で遺棄されたとき
離婚事由③:相手の生死が3年以上明らかでないとき
離婚事由④:相手が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
離婚事由⑤:その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき

つまり、離婚事由として調停委員が寝てばかりいるから離婚に納得する可能性は低いということです。

審判離婚はむずかしい

旦那が寝てばかりいるという理由で旦那と離婚したいローンを組めない理由で、審判離婚もむずかしいと考えられるでしょう。

審判離婚とは

第二百八十四条 家庭裁判所は、調停が成立しない場合において相当と認めると

きは、当事者双方のために衡平に考慮し、一切の事情を考慮して、職権で、事件

解決のため必要な審判(以下「調停に代わる審判」という。)をすることができる

出典:家事事件手続法第284条1項

 

審判は2週間の異議申し立てができる期間があります。

異議申し立てをすると審判は効力を失い、審判離婚で離婚を成立させることはほぼありません。

 

つまり、調停離婚が不成立になり夫婦ともに離婚は合意しているが、細かい意見の食い違いなどで合意がでず裁判所が条件を決めて離婚を認める方法です。

審判離婚は裁判官から公正な審判を下してもらえます。

 

とはいえ、自分の主張が通らない可能性も考えられるでしょう。

さらに、審判離婚は審判費用や弁護士費用が発生しますし、調停離婚で記述した離婚事由に該当しない点を考えても審判離婚での離婚はむずかしいでしょう。

訴訟離婚はむずかしい

旦那が寝てばかりいるから離婚したいという理由で、訴訟離婚も同じく裁判所で離婚が成立するのはむずかしいでしょう。

訴訟離婚とは配偶者の旦那に対して離婚を求めて訴訟を起こすことです。

訴訟離婚は裁判離婚ともいい、お互いの意見を聞いたうえで総合的に判断を下します。

 

そもそも訴訟離婚が認められる離婚事由は調停離婚でも述べた5つの離婚の原因

離婚事由①:相手の不貞行為があったとき
離婚事由②:相手から悪意で遺棄されたとき
離婚事由③:相手の生死が3年以上明らかでないとき
離婚事由④:相手が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
離婚事由⑤:その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき

 

では、離婚事由⑤:その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき離婚原因に旦那が寝てばかりいることも離婚事由に当てはまるのかということです。

結論から申し上げると離婚事由に当てはまる可能性は低いでしょう。

離婚訴訟で認められる婚姻を継続しがたい重大な離婚事由は下記が該当します。

  • DV
  • 家庭を破綻させるようなギャンブル
  • 飲酒
  • 借金
  • セックスレス

 

したがって、裁判官が離婚の理由として認める可能性が低いため離婚はむずかしくなります。

寝てばかりいる旦那にイライラする妻の心理

寝てばかりいる旦那に対して妻の心理はどのような感情なのでしょうか。

  • 妻も疲れている
  • 休日は子供と遊んでほしい
  • 一日中寝ていられると邪魔と思ってしまう
  • 旦那とのコミュニケーション不足で仕事の大変さがわからない

旦那に対してイライラする妻の心理の具体的な理由は下記です。

妻も疲れている

妻自身が疲れているため休みの日に旦那が寝てばかりいるのを見て、私も疲れているのにという感情でイライラしてしまいます。

自宅は帰ってきてゆっくりくつろげる場所ですが、妻にとっては食事の支度、掃除、洗濯といった家事をして生活を整える場所です。

さらに、子どもがいる共働き夫婦の場合は家事に加えて子どもの世話が入ってくるため、妻はゆっくり落ち着けません。

 

旦那と同じように妻も疲れているからこそ、本来は助けあうパートナーの旦那が横で寝てばかりではイライラしてしまいます。

休日は子どもと遊んでほしい

子どもにとっても旦那の休みは一緒に遊びたいと楽しみにしているのが休日です。

しかし、子どもと遊ばず寝てばかりいては子どもがいたたまれない気持ちになってしまいます。

妻にとって子どもは最優先で守るべき対象です。

 


子どもが寝てばかりいる旦那の周りで健気に遊んでいる姿を見ているとせつなくなってしまいます。

さらに、妻と子どもの存在を否定されたように感じてしまい、何ともいえない感情から苛立ってしまうのでしょう。

1日中寝ていられると邪魔と思ってしまう

妻は休みの日でも家事をこなしています。

とはいえ、旦那は休んでいても妻は休めないのが現実です。

家事をこなしているときに、旦那がソファで寝ていれば正直に邪魔だと思ってしまうでしょう。

 

協力もせずに寝てばかりでは旦那と一緒にいる意味がわからなくなってきてしまいます。

夫婦として妻として夫を支え守っていきたいという感情も色あせて失ってしまう可能性が大きいです。

旦那とのコミュニケーション不足で仕事の大変さがわからない

寝ている旦那を見て イライラするのは、夫婦のコミュニケーション不足から旦那の仕事の大変さを妻自身も理解できずわかっていません。

夫婦だから言葉にしなくてもわかっているという考えではお互いが相手を思いやることもできず一方通行の関係性になってしまう可能性を含んでいます。

夫婦だから言葉にしなくてもわかっているという考えではお互いが相手を思いやることもできず一方通行の関係性になってしまう可能性を含んでいます。

妻がイライラする原因にはコミュニケーション不足から起きている場合もあるでしょう。

休日は寝てばかりいる旦那に考えられる5つの理由

下記が旦那に考えられる理由です。

  1. 仕事の疲れがあり家で何もしたくない
  2. 質のいい睡眠が取れていない
  3. 家事・育児は妻の役割だと思っている
  4. 何をしていいのかわからないから手伝えない
  5. 手伝ったのに妻に怒られるのが嫌

理由①仕事の疲れがあり家では何もしたくない

仕事をすることは旦那にとって外の世界で常に気を張っている状況になります。

妻が思っている以上に緊張しているため、家に帰ってきたら癒されたいし何もしたくない気持ちが強くでてくるのです。

 

そのため、旦那にとって家は仕事の疲れを取る癒しの場と思い、寝てばかりいて何もしたくない気持ちになってしまいます。

理由②質のいい睡眠が取れていない

疲れは睡眠で取るのですが、睡眠の質が悪く質のいい睡眠が取れていないことも考えられます。

上質な睡眠は脳や体の疲れを回復させる働きが強いです。

普段忙しくしている人ほど脳や体の回復ができていないため、休日は寝てばかりいる状態になってしまいます。

理由③家事・育児は妻の役割だと思っている

旦那の育ってきた環境によって変わるのが、家事・育児は妻の役割だと思っていることです。

本来であれば、共働きの夫婦ならお互いに助け合いながら家事・育児をこなしていくものでしょう。

しかし、なかには本気で共働きであっても家事と育児は妻の仕事と思い、何もしない旦那もいます。

 

これでは、妻の負担ばかりが増えてしまうのです。

理由④何をしていいのかわからないから手伝えない

旦那が休日に寝て過ごす主な理由として「何をしていいのかわからないから手伝えない」こともあげられます。

これは、旦那が家庭生活の具体的なタスクについて理解が深まっていないために起こる現象で、どのように参加したらいいかを知らないことが主な原因です。

 

例えば、家事のどの部分を担当したらいいのか、子供の世話はどの程度必要なのかなど、日々の家庭生活の具体的なタスクが明確でなければ、旦那は動き出すことができないでしょう。

理由⑤手伝だったのに妻に怒られるのが嫌

旦那が休日を主に寝て過ごす理由として「手伝ったのに妻に怒られるのが嫌」という感情も存在します。

この理由は、旦那が手を出すことによるネガティブな結果を避けようとする心理から来ています。

 

例えば、旦那が洗濯を手伝ったとしても、自分のやり方が妻の期待に合わないために批判されることがあるかもしれません。

そういった経験が積み重なると、旦那は手伝いを避け、休日を寝て過ごすようになる可能性があります。

離婚を考える前に寝てばかりいる旦那の対処法5選

寝てばかりいる旦那への有効な対処法はあるのでしょうか。

下記が有効な対処法です。

  • 休日の予定を具体的に伝える
  • すいみんの環境を整える
  • してほしい家事の頼み方を変えてみる
  • 子どもに起こさせる
  • 夫婦の時間、コミュニケーションを増やす

休日の予定を具体的に伝える

旦那に休みの前日に具体的な予定を伝えておきましょう。

出かける場合であれば具体的な時間や場所などの予定を伝え、起床時間・家を出発する時間までを伝えておきます。

 

結果的に、何も予定がなければ寝て過ごすことができなくなるのです。

睡眠の環境を整える

旦那の睡眠の環境を整えてみることをおすすめします。

睡眠の環境を整えるとは、睡眠の質を上げて短時間の睡眠でも疲労を回復させることです。

具体的には、寝つきをよくするために寝室の温度・湿度を夏は25°C〜27℃、冬場は気温15℃〜18℃、湿度は通年を通して50%前後が良質な室内環境になります。

 

さらに、寝具や加湿器・エアコンを利用して寝室の環境を整えてみましょう。

してほしい家事の頼み方を変えてみる

下記のように家事を頼むときの言葉かけを変えてみます。

「○○してくれるとうれしいな」
「できれば、○○してもらいたいな」

旦那の性格にもよりますが妻が少し下手に出たり、大げさに褒めてみると効果的な場合があるでしょう。

 

そして、してもらった後には

「ありがとう、助かったよ」

「○○してくれて嬉しいよ」

 

と感謝の言葉を伝えることも大切です。

子どもに起こさせる

妻が起こしても旦那が起きない場合は、子どもにお願いして起こすのを手伝ってもらいましょう。

妻の声掛けに無反応の旦那でも子どもの起こす声かけには起きざるをえない状態になります。

さらには、子どもに起こしてもらうことは一緒に遊ぼうという子どもからのアピールにもつながるからです。

夫婦の時間、コミュニケーションを増やす

夫婦は安らぎを与え支え合い一緒に生活を共にしていくパートナーではないでしょうか。

夫婦2人が生活を共にしていくためには、夫婦2人っきりの時間も大切です。

 

会話をしてお互いがどのように考え、感じているのか話し合い意見を伝え合うコミュニケーションが重要になります。

愛し合って結婚した相手だからこそ、夫婦2人が同じ方向を見て家庭を築き上げていきましょう。

寝てばかりいる旦那に改善が見えない場合は別居をしてみる

寝てばかりいる旦那に根気よく改善策を試してみても変化が生じず、離婚事由にも当たらない場合は離婚を考える前に別居をしてみるのも1つの方法です。

別居をすれば必ずしも離婚につながるわけではありませんが、別居は夫婦がお互いに冷静になって考えられます。

 

旦那も寝てばかりいることで妻と子に寂しく悲しい気持ちにさせていたことに気づける期間です。

夫婦として再構築することも可能ですし、別居から離婚へ向けて根気よく協議を重ねていくことも可能になります。

まとめ

旦那が寝てばかりいることに対して考えられる理由やこれまでの妻の行動や言動を振り返り離婚を考える前にできる対処法を試してみます。

寝てばかりいる旦那と離婚したいは離婚事由にあたるのか、という点について場合分けは下記の通りです。

・協議離婚は成立する可能性がある
・調停離婚など裁判所での離婚はむずかしい
寝てばかりいる旦那に考えられる5つの理由
1:仕事の疲れがあり家では何もしたくない
2:質のいい睡眠がとれていない
3:家事・育児は妻の役割だと思っている
4:何をしていいのかわからないから手伝えない
5:手伝ったのに妻に怒られるのが嫌

寝てばかりいて何もしない旦那にストレスを感じている妻は少なくはありません。

家事と育児は妻がするものという考え方から見直す必要があります。

 

夫婦2人のコミュニケーションを取って、旦那に上手に働きかけてみましょう。

離婚届の提出はいつでもできます。

 

夫婦の今後や子供の将来を考えて、旦那と真剣に向き合って話し合ってみるのも大切です。

ぜひ、当記事を参考にして夫婦でよく話し合い、お互いが納得のいく解決策を導きましょう。

 

 

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