離婚したいけど何からすればいい?やってはいけないことも合わせて解説!

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「離婚したいけど何からすればいいかわからない」

「離婚したいけど、準備が必要なものが何か知りたい」

「できるだけ早く離婚したい」

離婚したい人は、上記のような悩みを抱えていませんか?

 

本記事では、離婚したいけど何から始めるべきかわからない人のために、以下の点についてまとめています。

  • 離婚前に準備しておくべきもの・こと
  • 離婚の時に決めるべき条件
  • 離婚したい時にやってはいけないこと
  • 離婚したい話を切り出すタイミング

 

離婚したいけどどうすればいいか迷っている人は、記事を最後まで読むことで離婚を有利にスムーズに進めることができます。

ぜひ、最後まで読んで離婚に関する知識を身に着けてください。

離婚したいけど何からすればいいかわからない時にまずすること

離婚したいと思ってもなにからすればいいかわからない時にまずすることは以下の4つです。

  • 離婚後の生活費の準備
  • 離婚したい理由を具体的にする
  • 離婚したい原因になった証拠を集める
  • 離婚の条件を話し合う

上記の4つは離婚を考えてから最低限、準備したいことですので、順番に解説していきます。

離婚後の生活費の準備

離婚後にまず直面する問題が、生活費の確保です。

仕事をしていなかった、もしくはパートやアルバイトしかしていなかった人は、安定した仕事の確保を最優先に動きましょう。

離婚後は、別居する場合がほとんどで、一人で家を借り生活する必要があるからです。

 

家探しも並行して行うことで、離婚後の生活費の見通しが立ちやすくなります

また、子供がいる場合は、公的扶助が豊富にあるので、事前に調べて申請できるものは申請しておくことをおすすめします。

離婚したい理由を具体的にする

離婚は相手との合意があれば、離婚届にサインをもらい、役所に提出することで成立します。

ただし、相手が離婚に同意しなければ、裁判などをする必要が出てきます。

 

裁判になれば、以下の理由が認められない限り離婚が成立しません。

  • 不貞行為(配偶者が他の人と性的関係を持つ)
  • 悪意の遺棄(婚姻生活上必須な同居・協力・扶養義務を行わない)
  • 3年間の生死不明
  • 強度の精神病となり回復の見込みがない
  • その他婚姻を継続しがたい重大な事由

上記の5つは、法定離婚事由と呼ばれており、裁判で少なくとも1つは当てはまらないと離婚が認められませんので、まずは離婚の理由を明確にしましょう。

離婚したい原因になった証拠を集める

離婚したい原因になった証拠は、離婚したいと思ったその日から集めるようにしましょう。

離婚の原因が相手にある場合、離婚協議が裁判までもつれ込んだとしても、十分な証拠の用意があるので、裁判を有利にかつスピーディーに進めることが可能です。

 

離婚したい原因の証拠になるものは以下があります。

  • 不和な出来事や問題が起きた日時や内容を記録したメモや日記
  • 不快な会話や問題の証拠となるメッセージやメール
  • 物的証拠として問題が表れている状況がわかる写真やビデオ
  • 問題に関わる証人がいる場合の、関係者の証言の録音またはメモ
  • 経済的な問題が原因の場合の、銀行取引明細などの財務記録
  • 身体的または精神的虐待があった場合の、医療記録

以上は証拠として、効力を発揮するものになるので、離婚したいと思ったときから、集める癖をつけることをおすすめします。

離婚の条件を話し合う

離婚したい時には、相手と条件について決めておかないと、後々問題になりかねません。

話し合うべき条件は、お金・資産に関してと子供がいる場合は親権や養育費についても取り決めが必要になります。

 

しっかりと離婚時にルールを決めておくことで離婚後に連絡を取る必要が無くなる可能性が高いです。

後腐れのないように、離婚の話を切り出す時は、合わせて条件についても話し合うことをおすすめします。

財産分与

財産分与は、結婚から離婚までの間に夫婦の間で一緒に築き上げた財産を分け合うことを指します。

ただし、法律等で割合がきちんと決められているわけではないですが、2分の1が過去の判例では多くなっています。

結婚前の資産は省く必要があったり、相手が財産を隠していたりと、共有財産を正確に把握することが難しいので弁護士に相談する必要があります。

慰謝料

慰謝料は相手の言動などが原因で離婚に至った場合に、原因を作った相手に請求することができます。

ただし、一方的に相手が悪いわけではないような性格の不一致等の理由での離婚では請求が認められません。

 

請求できる可能性が高い理由は以下の通りです。

  • 暴力またはそれに準ずる暴言、モラルハラスメント
  • 相手の浮気または不倫
  • 性的暴力
  • 相手方の一方的な理由での別居や生活費の支払い拒否など

上記の原因であれば、30万~300万円ほどが相場とされています。

年金分割

年金分割は、離婚する際に婚姻中に積み立てた厚生年金などの年金記録を分割できる制度です。

片方がパートやアルバイトで年金を納めていない場合に夫婦間での年金に乖離が生まれるのを防ぐために存在します。

 

年金分割は、合意でも可能ですが、同意が得られない場合は裁判での調停に移ります。

不安な場合は一度、弁護士へ無料相談することをおすすめします。

子供がいる場合に追加で準備・話し合いすること

離婚の条件は、子供がいるかいないかで決める事が増えます。

以下が追加で決める必要のある項目です。

  • 親権
  • 養育費
  • 面会交流

 

子供がいると、離婚までの道のりが長くなりますが、子供が成人するまで影響があることなので、しかっりと向き合うようにしましょう。

また、離婚時に決めた条件がそのまま今後も適用されることになるので、離婚時に納得できるまで細かく条件を決めておくことをおすすめします。

親権

子供が未成年の場合は、離婚前に必ずどちらが親権を持つかを決める必要があります。

親権をどちらも主張し、当事者の話し合いで決まらない場合は裁判所が決定することになります。

 

裁判所の決定を有利なものにする為には弁護士は必須の存在となりますので、相手方と親権で揉めている場合は必ず相談することをおすすめします。

また、弁護士に相談することで、その他の裁判所への手続きや交渉も行ってくれますので、ぜひ活用ください。

養育費

離婚する時に子供がいる場合は、親権を持った方へ養育費を払う必要があります。

養育費の相場や支払期間など自分ではよくわからない部分が出てくるので、決める必要がある項目については弁護士に頼る方がいいでしょう。

また、養育費は親権を持っていない親側が払う必要があるので、子供が成人するまでは貰い続けることが出来るので、心配は不要です。

養育費の算定方法は自身で可能ですが、不安な場合は弁護士に相談しましょう。

面会交流

面会交流とは、離婚や別居などで親子が離れて暮らす場合に、子供と非同居親が定期的に面会を行う制度です。

面会交流は子供の利益を最優先に考慮し、非同居親の権利も尊重することが求められます。

 

面会交流では以下の項目について、あらかじめルールを決めることが一般的です。

  • 面会交流の頻度
  • 面会交流の時間
  • 面会交流の場所
  • 学校行事への参加

法的なルールや双方の合意に基づいて実施されることが重要になりますので、お互いの意見をしっかり汲み上げることが大切です。

離婚したいと思ったときにやってはいけないこと

離婚したいと思うと、感情的になったり、相手を問い詰めたりと冷静さを失うことが多々あります。

しかし、感情的になると離婚の話し合いが進まず、最終的に離婚するまでにかかる期間が長くなる場合がほとんどです。

離婚までの時間を短縮し、スムーズに進める為に、やってはいけないことをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

準備を始める前に離婚の話を切り出す

相手に離婚を告げる前に準備を始めると、相手が準備を察知し対抗策を講じる可能性があります

準備を秘密にしておくことで、意外性を保ち有利に交渉できる可能性が高まるので、何の準備もなしにいきなり離婚の話を切り出すことはNGです。

 

また、離婚には法的な手続きが伴いますので、事前に弁護士や専門家のアドバイスを受けることで、自分の権利を理解し適切な戦略を立てることができます。

準備を怠らず、計画的に離婚の話を切り出すことが、よりスムーズな離婚プロセスにつながります。

相手の浮気や不倫を問い詰めること

浮気を問い詰めると、感情的な対立が激化し、コミュニケーションが困難になる可能性が高く、問題解決よりも感情の爆発につながります。

また、浮気の証拠を問い詰めると訴訟やトラブルが発生する可能性があります。

これにより離婚プロセスが長引く場合が多く、余計な話し合いが増えることがほとんどです

 

代わりに、不倫や浮気の証拠集めや専門家の法的アドバイスを仰ぎながら、感情にとらわれずに離婚の準備を進めることが重要です。

ひとりで抱え込むことがつらい場合は、専門家の助けを借りながら、円満な離婚を目指しましょう。

離婚の条件が不利になるような行為

相手が不倫しているからと言って、自身も不倫をすると、有責配偶者と認定される場合があります。

有責配偶者は、離婚の原因を作った配偶者のことを指し、こちらから離婚請求することが難しくなります。

離婚が完全に成立するまでは、不利になるような配偶者以外の男性と合うような行為はできるだけ避けることをおすすめします。

財産を隠したり、勝手に持ち出すこと

財産分与の時に、婚姻関係中に築いた資産は夫婦のものであると説明しました。

共有資産は話し合のもと分割する必要がありますが、その前に勝手に持ち出したり隠蔽したとなると、後々に不利な条件を押し付けられる場合があります。

 

名義が相手か自身かは関係ないので、結婚後の財産はすべて共有財産であるという点を忘れないようにしましょう。

また、資産の持ち出しや隠蔽が発覚すると、他の離婚条件や親権にも関わる可能性があるので、より注意が必要です。

ケース別!離婚を切り出すベストなタイミング

離婚をしたいと思ったら一度冷静になって話し合う必要があると書きましたが、場合によっては話し合いができないこともあります。

話し合いができないのであれば、裁判になりますが、離婚を切り出すタイミング次第で早く終えることも可能です。

ケース別に離婚を切り出すべきタイミングを紹介するので、自身の状況に当てはまるものを参考にしてみてください。

パワハラ・モラハラを受けている場合

パワハラ・モラハラを受けている場合を受けている場合は、まずは身の安全を第一に考えましょう。

離婚は話し合いで決まらない場合でも、裁判で正当な理由があると認められれば、離婚することが可能です。

パワハラ・モラハラは法定離婚事由に該当するため、適切な証拠さえ揃えれば、裁判での離婚が可能です。

 

まずは、相手と距離を置くことが大切ですが、可能であればケガの写真・暴力を振るわれている録画・録音・医師診断書・警察への通報記録などは証拠として集めておきましょう。

また、離婚まで時間かけずに早めに弁護士に相談し、保護命令申立てや離婚手続のサポートを受けることが大切です。

パワハラ・モラハラを受けていない場合

パワハラ・モラハラを受けておらず、身の安全が確保されている状態であれば、離婚の話を切り出すタイミングはいつでも大丈夫です

ただ、性格の不一致などの理由の場合は二人の話し合いで離婚をすることになるので、相手へ離婚話を切り出すタイミングは適切に見極めましょう。

 

相手が不機嫌な時や、感情的な時はなるべく避けるようにし、お互いに建設的な会話が成立する時に離婚を切り出すことがおすすめです。

離婚の同意が得られた後も、離婚条件を決めるための話し合いは必須なので、感情に任せて気持ちをぶつけると後々不利になる場合もあるので気をつけてください。

相手の浮気や不倫が原因で離婚を考える場合

パワハラ・モラハラを受けていないが、離婚の理由が相手の不倫や浮気が原因の場合は、離婚話の切り出しはすぐにしないことをおすすめします。

浮気や不倫も、パワハラ・モラハラと同様に法定離婚事由ですので、裁判での離婚も可能です。

 

ただ、浮気や不倫は身の危険が迫っているわけではないため、証拠をゆっくり確実に集めることができるので、証拠が集まるまでは離婚の話はしない方がいいでしょう

証拠が揃っていれば、慰謝料を多めに貰える可能性が高くなるので、まずは弁護士に相談する選択肢もあります。

弁護士から証拠の集め方や、離婚までの準備についてまとめて相談しておくといいでしょう。

まとめ

 

本記事では、離婚したいけど何からしていいかわからない人に向けて、以下について解説しました。

  • 離婚したい時にまず準備すること
  • 離婚時の条件について
  • 離婚したい時にしてはいけないこと
  • 離婚の話を切り出すタイミング

 

離婚のための準備や、話の切り出すタイミングを間違えると離婚までの道のりが長くなりやすいです。

離婚は目的ではなく、あくまでも手段ですので、離婚後に思い描く生活を送れるように準備は入念にすることをおすすめします。

準備し忘れがないように、ぜひ本記事をもう一度読み直してみてください。

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