「離婚したい!」
「離婚したいけど、離婚したあとの生活が不安で切り出せない」
結婚して生活が始まり、いろいろなことが見えてきてストレスを感じたことはありませんか。
ストレスが溜まりに溜まって限界に達すると”離婚”の二文字が頭をよぎるかもしれません。
ここでは、離婚したいけど切り出し方をどうしたらよいのか、以下のことを紹介します。
- 離婚を切り出す前に準備しておくこと
- 離婚を切り出す最適なタイミング
- 離婚を伝える方法と便利な例文
- 離婚の切り出し方の8つのポイント
子ども成長段階別の離婚の切り出し方についても触れています。
当記事をご覧いただければ、離婚したい方の切り出し方やタイミングについて理解いただけるでしょう。
最後までぜひお読みください。
離婚を切り出したい理由
「離婚したい」と思い始めたのはどのような理由でしょうか。
きっかけは人それぞれ違うものです。ここでは離婚したい理由をいくつか挙げてみました。
夫の浮気・不倫
浮気=離婚でしょうか?
夫が浮気したのですが、友人になんで離婚しないのかと言われました。
私も浮気をされたら離婚だろうな~と思っていましたが、実際にされると、悲しいし、腹立たしいですし…
離婚したいと切り出したい理由の一つに夫の「浮気・不倫」があります。
浮気や不倫は信じていた身近な人から裏切られてショックは大きいものです。
浮気や不倫をされた人は夫を信じられなくなり、一緒にいることに対して不安を感じ、夫一つ一つの行動を疑うようになるでしょう。
「不安」や「猜疑心」はストレスとなって心身共に疲れてしまいます。
夫の威圧的な態度
旦那がモラハラです。・・・
旦那をできるだけ避けている状態です。
解決にはならないんですが、話し合いもできません(私が意見を言うといあう適菜態度にですし、全部言い訳、甘えで切り捨てます)
離婚したいと切り出したい理由の一つに「威圧的態度」があります。
することなすこと全てに批判し、文句をつけて怒鳴り散らされると一緒にいるのが恐怖でしかありません。
夫がいる時間は怒鳴られる恐怖からビクビクしながら息をひそめて緊張して過ごし、反対に夫がいない時間はとても居心地のよい時間に感じるでしょう。
妻は威圧的な態度をとる夫から解放されるために「離婚したい」と考えるようになります。
夫と性格の不一致
性格の不一致で離婚したいです。
相手もおそらく同じ考えですが子供と離れたくないでどちらも切り出せていませんし、私が「離婚したい」と言っても応じないでしょう。…
離婚したいと切り出したい理由の一つに「性格の不一致」があります。
好みが違うのは仕方ない事ですが、妻は夫と一緒にいると自分の好きな事が出来なくなりストレスを感じるでしょう。
夫婦はお互いの好きな事を認め合い、好きな事が出来ている時はストレスになりません。
しかし、一方的に好きな事を押し付けられると「自分の時間を束縛された」とイライラし、「別々に過ごした方が良かった」と思うようになります。
セックスレス
セックスレスで離婚しようか悩んでいます。
私は新婚で、3か月経ちますが結婚してから1度しかしていません。以前は、デートする度にあったのですが、新婚なのにほとんど全くないのは悲しいです。…出典: Yahoo!知恵袋
離婚したいと切り出したい理由の一つに「セックスレス」があります。
セックスは自分に「魅力がある」か「魅力がない」かを決める基準だったり、「愛されている」か「愛されていない」かを決める基準にだったり、「セックスレス=魅力がない・愛されていない」と感じてしまう人が多いようです。
妻は夫から愛されていないことに傷つき、自信を無くし、一緒にいることが寂しくなるため、自分を必要としている人と一緒にいたいと考えるようになります。
一緒にいる時間が苦痛
離婚についてです。
25才です。結婚2年目を迎えました。1歳2か月の子供が一人居ます。
旦那は思いやりのない発言、一緒にいる時間が苦痛でストレスが溜まり毎週大喧嘩続きです。…
離婚したいと切り出したい理由の一つに「一緒にいる時間が苦痛」があります。
日々の生活の中の夫の言動に苛立ちを感じて、気づくと存在自体に苛立ちを感じるようになるでしょう。
コロナ禍で夫が在宅勤務となり、自宅にいる時間が増えたという人が多いのではないでしょうか。
妻は夫がいない時間を自分の時間(自由な時間)として過ごせていましたが、夫が家にいると自分の時間を奪われた感じになります。
妻は自分の時間を奪われたことで、自分の時間を取り戻すために「離婚」を思い浮かべるようになるでしょう。
離婚をしたいが切り出せない理由
妻が離婚したいのに切り出せない理由はさまざまですが、ここでは以下の理由を紹介します。
夫に目立った悪い点が見当たらない
離婚したいのに切り出せない理由として、夫に目立った悪い点が見当たらないことがあります。
性格の不一致などの理由で「自分とは合わない」という状態ですが、第三者からみると夫に悪い点は見当たりません。
妻は夫に悪い点がないので離婚したいと思っていても離婚を切り出せないのです。
離婚したいのに切り出せない理由は、夫に悪い点がないことです。
夫に自覚症状がない
離婚したいのに切り出せない理由として、夫に自覚症状がないことがあります。
妻は夫の言動に苛立ち、改善してもらうように何度も伝えているのに気づいてもらえず「離婚したい」と考えるでしょう。
でも、夫は自分が悪いことをしていると気付いていないため、「離婚したい」と言われても理由が分かりません。
日常生活の中で切り出すタイミングがない
離婚したいのに切り出せない理由は、日常生活で切り出すタイミングが見つからないからです。
日々の生活は漫然と送っていると会話も日々の出来事を報告し合う程度になってきます。
漫然とした生活の中で、「離婚」というネガティブな話題を切り出すのは精神的に負担が大きい行為です。
夫の反応が怖い
離婚したいのに切り出せない理由は、夫の反応が怖いからです。
夫は妻が「離婚したい」と考えているとは思っていません。
妻は夫が想定外の事を言われた時にどんな反応を示すのか想像するでしょう。
夫は怒りだすかもしれない、夫はショックが大きすぎて無言になるかもしれない、夫はあっさり離婚を承諾するかもしれないとさまざまな反応を思い描きます。
離婚後の生活への不安
離婚したいの切り出せない理由は、離婚した後の生活への不安です。
離婚した後、一人で生活を送るためのお金を工面するために仕事をしなければいけません。
妻は一人で子どもを育てていくことができるのか、生活費の工面をどうしたらいいのかなど不安は大きく、離婚したいのに切り出すのに躊躇してしまうのではないでしょうか。
「離婚したい」とれ切り出す前に準備しておきたい7つのこと
離婚したいことを切り出すことは、誰でも精神的に大きな負担になります。
少しでも負担を軽くするために、事前に以下のことを注意しなが準備していきましょう。
自分自身の気持ちの整理
離婚したいことを切り出す前に準備することとして、自分自身の気持ちを整理することです。
せっかく離婚したいことを切り出せたとしても、夫から攻め立てられ、自分の思いをうやむやにされてしまっては元も子もないありません。
なぜ離婚したいのか
妻は夫から「どうして離婚したいのか!」と質問された時に、「私が離婚したい理由は、〇〇だからです」と離婚したい理由を説明できるようにしておきましょう。
離婚したい理由が曖昧では、夫は離婚することに納得できないはずです。
夫は曖昧な態度をしている妻を見て、妻の言い分を批判し、聞く耳を持たない可能性があります。
夫が「悪いところを直す」と言ったらどう答えるか
妻は夫が「悪いところは直すから」と言われた時の対応方法について考えておきましょう。
妻は離婚したい理由が夫の悪い所が直れば離婚しなくて良いのか、悪い所を直すことが本当にできるのかを考える必要があります。
夫は妻から指摘を受けた悪い点について「直すから離婚しないで欲しい」とお願いしてくる可能性があり、妻はどう答えるかいくつか考えておくことが必要です。
離婚後はどうしていきたいのか
妻は離婚後どのように生活していきたいのか具体的にイメージしておきましょう。
自分が望む生活をまず書き出してみてください。
書き出した望む生活は、離婚したことで実現できることか確認していきます。
離婚後の生活は大丈夫か
妻は離婚後の生計について考えておましょう。生活するためにはお金が必要です。
専業主婦の場合は、仕事を探さなければいけません。
子どもを育てながら働くことが出来る仕事を見つけ、採用してもらえるかどうか働く準備をしていきましょう。
また、ひとり親家庭に対して受けられる支援もあり、活用できる支援制度は最大限活用できるように調べておく必要があります。
離婚後はどこに住むのか
離婚後、自分はどこに住むのか考えておきましょう。
離婚した後、ほとんどの場合は夫と同じ家に住むことはなく、夫が家から出ていくか妻が家から出ていくかです。
妻が家から出ていくことになった場合、妻は離婚後の住む家を見つける必要があります。
実家に戻るのか、アパートを借りて住むのか、子どもたちの学校の近くにするのか、就職先の近くにするのか、いろいろなパターンが考えられるでしょう。
夫の不貞行為(不倫・DVなど)の証拠集め
夫の不貞行為が理由で離婚したいと考えている場合は、離婚したいと切り出す前に夫が不貞行為をしている証拠を集めておきましょう。
不貞行為は法律で離婚する理由の一つと定めらています。十分な証拠がそろっていることで離婚できます。
法律で定めている不貞行為とは、肉体関係を持っていることです。
そのため、不貞行為の証拠とは、夫が別の女性と肉体関係を持ったことを裏付けるものになります。
伝えるタイミングと方法
離婚したいと切り出す前に準備することは、離婚したいと伝えるタイミングをいつにするかです。
切り出すタイミングとしては、以下のような状況のときが切り出しやすいでしょう。
- 二人の気持ちが落ち着いたとき
- お互いが「離婚」について考え始めたとき
- 結婚して数年以内のとき
- 子どもが自立したとき
- 相手が定年退職したとき
ただし、離婚したい気持ちが固く揺るぎない気持ちならば、上記のタイミングでなくても問題ありません。
また、離婚を切り出した後の自分の居場所を確保しておくことも忘れないようにしましょう。
相手の反応のシュミレーション
夫に離婚を切り出す前に、夫の反応を予想して対応方法をシュミレーションしてみましょう。
まず自分の気持ちを整理しながら、夫に伝えることをまとめていきます。
妻は自分の気持ちをまとめたら、鏡の前で自分の表情を見ながらシュミレーションしてみたり、相談している友人がいれば友人の前でシュミレーションしてみたりしましょう。
また、手紙やメールなどで伝える場合は、返事がなかった場合の対応についてもシュミレーションが必要です。
離婚後の生活設計
離婚したいと切り出す前に、離婚後のお金のことを考えてみましょう。
離婚後、妻は自分自身で生計を立てていかなければなりません。
妻は1か月あたり生活費がどの位かかるのか試算し、仕事を探し始める必要があります。
子どもへのかかわり方
離婚したいと切り出す前に、子どもの様子を気にかけるようにしましょう。
子どもは、親が思うよりも親のことを見ています。
子どもは親の様子を見て「もしかしたら離婚するかもしれない」と感じ取り、いつも以上に甘えてきたり、明るく振舞ってくるかもしれません。
離婚が長引いた場合の生活
離婚したいと切り出す前に、夫との離婚が長引いた時の生活をどのようにしていくか考えておきましょう。
夫が離婚になかなか同意しなかった場合、調停離婚や裁判離婚へと発展していきます。
離婚したいと切りだした後、夫と一緒に住み続けることは心理的に難しいかもしれません。
家を借りたり、仕事を見つけたりしながら離婚のための話し合いに時間を費やす必要があります。
裁判になればお金もかかってきます。
「離婚したい」と切り出す最適なタイミング
結婚してまだ間がないとき
離婚したいと切り出す最適なタイミングは、結婚年数が短いときです。
結婚年数が長くなればなるほど言い出しづらくなります。
厚生労働省が出した「人口動態統計月報(概数)(令和3年2月分)」では、5年目位までに離婚危機が訪れやすく、結婚5年未満での離婚は全体の約30%となっています。
また、離婚を切り出すのは、再出発しやすい20代後半~30代の女性のようです。
離婚への意思が固まり、冷静に話せるようになったとき
離婚したいと切り出す最適なタイミングは、自分の気持ちが整理でき、離婚への意思が固まったときです。
妻は離婚の意思が固まっていれば、夫が言い返してきても自分の意思をはっきり伝えることができます。
自分の気持ちを整理する方法としては、夫に伝えたいことを文字にしてみるのが良いでしょう。
文字にすることで自分の気持ちを客観的に見ることができ、自分の気持ちに自問自答しながら、離婚への意思を固めていくことができます。
お互いに時間に余裕ができたとき
離婚したいと切り出す最適なタイミングは、お互いの時間に余裕があるときです。
慌ただしくしている時や頭が働いていない時(寝起きや酔っぱらっている時)切り出すのはやめましょう。
慌ただしくしている時や頭が働いていない時(寝起きや酔っぱらっている時)に「離婚したい」と切り出しても、夫は肝心なことを聞き漏らし、「そんなことは聞いていない」「了解した覚えはない」となってしまう可能性があります。
「離婚したい」と切り出すタイミングに悩んだとき確認すること
妻は「離婚したい」と考え、いつ切り出したらトラブルなく離婚できるのか悩む方も多いのではないでしょう。
「離婚したい」と切り出すタイミングに悩んでいるときに確認しておきたいことを紹介します。
夫の気持ち
離婚したいと切り出すタイミングに悩んでいる時は、夫の気持ちを確認してみましょう。
離婚したい気持ちが妻と夫で温度差がある場合は、事態がこじれてしまう可能性が高くなります。
確認する点は、夫が妻が離婚したいと思う理由を自覚しているかです。
夫は自分の言動が離婚したい理由だと思っていないかもしれません。
まずは、夫に妻が離婚したい理由が夫の言動にあると自覚しているか確認しておきましょう。
確認するもう一つは夫が離婚の話し合いに応じる気持ちがあるかです。
離婚の話しをするのは妻も夫も気持ちが良いものではありませんが、話し合いを避けることはできません。
妻は夫に離婚を切り出したら話し合いに応じてくれるのか確認しておきましょう。
離婚までの猶予期間
離婚したいと切り出すタイミングに悩んでいる時は、夫に考える猶予期間を持たせましょう。
離婚は即決や直感で決められる問題ではありません。
思ってもいない言葉を振られた夫は思考回路が停止状態になり、「はい、わかりました」と答える人は少ないでしょう。
なかには、暴力的になる危険性もあります。
妻は離婚をすぐに結論つけずに、夫にも考える猶予期間を作り、冷静に話し合いができるようにしましょう。
猶予期間については、新生活の準備ができる期間を想定して設定すると再出発がスムーズに始められるかもしれません。
子どもの成長段階別離婚の切り出し方
離婚したいことを切り出すとき、子どもがいる場合の離婚の切り出し方を紹介します。
子どもが未就学児の場合
子どもが未就学児の場合は小学校に入学する時期がポイントになります。
学校が変わるタイミングは、苗字が変わったとしても目立つことなく子どもたちは過ごすことできるでしょう。
離婚をしたいと切り出すタイミングは、小学校の入学だけではなく、中学校、高校、大学などへの入学の時も同じことが言えます。
ただし、夫のDVから逃げ出す必要がある場合はその限りではありません。
子どもが受験生の場合
子どもが受験生の場合は、離婚したいことを切り出すタイミングとしては避けたい時期です。
妻は子どもの受験がひと段落したタイミングで切り出すようにしましょう。
ただし、夫のDVから逃げ出す必要がある場合はその限りではありません。
子どもが成人の場合
子どもが成人の場合は、いつでも離婚したいことを切り出して問題ないタイミングです。
子どもたちが成人していれば多くの場合は自分たちで生計を立てていく能力があります。
離婚したいときの切り出し方便利な7つの例文
離婚したいことを面と向かって切り出す方法(言葉で伝える)
面と向かって切り出すときは、「離婚したい」と結論を伝える前の”前置き”が大切です。
夫は、突然想定外の言葉を告げられ、何を言われたのか理解できない状態になるでしょう。
離婚したいことを面と向かって切り出す方法は、前置きとなる話しをしてから伝え、話しに意識を向かせる必要があり、いくつか例文を紹介します。
お互いのこれからの将来のことを考えて、ずっと悩んで考えていたことがあります。
私と離婚してください。
直接会って離婚したいことを切り出すときは、突発的に思いつきで離婚を切り出したのではないことを伝えましょう。
妻が単刀直入に「離婚してください」と伝えても、夫は話しに耳を傾けていない可能性もあります。
いつも私たちのために遅くまで働いてくれてありがとう。
でも、ずいぶん前からあなたとの生活に不安を感じていて、離婚してください。
直接会って離婚したいことを切り出すときは、夫に感謝の気持ちをまず伝えるようにしましょう。
感謝の気持ちを伝え、妻の話しに耳を傾けるような状況を作り出します。
これから真剣な話しをするので聞いてください。
私と離婚してください。
直接会って離婚したいことを切り出すときは、離婚話しが冗談でもドッキリでもないことを伝えるようにしましょう。
夫は想定外の「離婚」という言葉を冗談やドッキリだと理解し、聞く耳を閉ざしてしまう可能性があります。
妻は、離婚したいことが決して冗談やドッキリではないことを伝えましょう。
離婚したいことを手紙やメールなどで切り出す場合(文章で伝える)
面と向かって話すことに自信がないときの手段の一つとして使えますが、文章次第では、相手に誤って伝わってしまう可能性があり注意が必要です。
面と向かって話すことができないので手紙(メール、LINE)で伝えさせていただきます。
ずっと前から私たちの生活に不安を感じていました。
お互いの将来のために離婚してください。
あなたの意見を聞かせてください。
お返事待っています。
手紙やメールなどで離婚したいことを切り出すとき、会って話しが出来ないことを伝えてから本題に入りましょう。
夫を目の前にすると上手く伝える自信がない人は、離婚したいことを文章にしてみることで気持ちを整理することにもなります。
突然の手紙(メール・LINE)すみません。
大切な話しがあります。
ずっと前から考えて悩んでいたことがあります。
二人のこれからの将来が不安です。
私と離婚してください。
あなたはどのように考えていますか。
あなたの意見を聞かせてください。
お返事待っています。
手紙やメールなどで離婚したいことを切り出すとき、面と向かって話すときと同様にいきなり本題を書き出すよりも、前置きを書き出してみましょう。
いきなり本題を書いてしまうとそこで読み終えてしまう可能性があります。
離婚したいことを夫に伝えられるように、前置きを書き出して本題に入るようにしましょう。
手紙(メール、LINE)で失礼します。
実は前から二人の将来について不安を感じることがありました。
将来のことを考えたとき、離婚することは私たちにとってプラスになるのではないかと思いました。
どうか私と離婚してください。あなたの意見も聞かせてください。
返事待っています。
手紙やメールなどで離婚したいことを切り出すときは、二人にとって良いことだと表現しましょう。
「私は離婚したいです」と妻の一方的な考えである表現よりもお互いにとって離婚するとメリットがあると伝えます。
離婚したいことを電話で切り出す場合(非対面だが言葉で伝える)
離婚したいことを電話で切り出す場合は手紙やメールで伝えるときと同じ方法で伝えます。
文章と違い、感情的になりやすいので注意が必要です。
感情を抑えて話すことができるように、話す内容をメモに書き、メモを持ちながら読み上げるようにするとよいでしょう。
突然、電話してごめんなさい。
今時間大丈夫ですか?
面と向かって話しづらくて、電話をさせていただきました。
ずいぶん前から二人の将来に不安を感じて、お互いのためにも私と離婚してください。
電話で離婚したいことを切り出すときは、手紙やメールなどの方法と同じような内容で話すとよいでしょう。
カンニングペーパーのように、自分の気持ちを書き出して整理したメモを持って話すとより夫に離婚したい意思を伝えることができます。
離婚したいときの切り出し方の8つのポイント
感情的に話さない
「離婚したい」と切り出すときは、感情的にならないように注意しましょう。
離婚したいことを伝える目的は、離婚についての話し合いをするためです。
妻は離婚したい理由を冷静に伝えるようにしましょう。
妻が感情的になれば夫も感情的になり、話し合いをする状況ではなくなってしまいます。
二人っきりにならない
「離婚したい」と切り出すときは、二人っきりにならないようにしましょう。
話し合いをするときは冷静に話さなければいけないと分かっていても感情的になってしまい、事件に発展しまう場合があります。
第三者を同席
「離婚したい」と切り出すときは、妻は友人や親せきを同席させて話し合うとよいでしょう。
妻と夫の二人だけの話し合いでは感情的になり、離婚についての話しが進まなくなってしまう可能性があります。
法律の専門家を同席
「離婚をしたい」と切り出すときは、弁護士や司法書士などの法律の専門家に同席してもらうと良いでしょう。
夫婦二人っきりでは、感情的になり離婚について話し合う段階までたどり着けない可能性あります。
妻は「離婚したい」意思が固まっているのならば、弁護士や司法書士のような法律の専門家に相談して話し合いの場所に同席してもらうのも一つの方法です。
子どもがいない時
「離婚したい」と切り出すときとは、子どもがいない時に話すようにしましょう。
子どもにとって、親が別れてしまうことはつらいことです。
妻にとって夫は「他人」になり別れることができますが、子どもにとっては母親も父親も別れたくない存在です。
子どものなかには、母親と父親が分かれるが原因が自分にあると考えてしまう子どもいます。
結論を急がない
「離婚したい」と切り出すときは、「切り出す=離婚できる」と結論を急がないようにしましょう。夫は妻から切り出されて初めて「離婚」を考え始めます。
妻が「離婚」したいと考えていた時間があったように夫も「離婚」について考える時間が必要です。
否定・批判をしない
「離婚したい」と切り出すときは、夫を否定・批判しないようにしましょう。
離婚したい理由は、夫に不満があり、山ほど批判したいことがあるかもしれません。
夫は、妻から批判ばかりされれば否定の言葉で反撃し始めます。
「売り言葉に買い言葉」は感情的になり、冷静に話し合うことができません。
夫の意見に流されない
「離婚したい」と切り出すときは、夫の意見に流されないようにしましょう。
妻は自分の意思が固まっていないときに離婚を切り出した場合、夫の意見に流されて離婚しなくてもいいという結論になってしまう可能性があります。
「離婚したい」切り出した後の流れ
夫が離婚に同意した場合
夫が離婚に同意した場合、離婚後の生活をどのようにしていくのかを確認していきましょう。
例えば、子どもがいる場合は養育費をどうしていくかを決めていきます。
話し合って合意した内容は書類に残しておくと離婚後のトラブルを回避することができるでしょう
書類は出来る限り公正証書で作成した書類(離婚協議書)として残しておくことをおすすめします。
夫が離婚に同意しなかった場合
夫が離婚に同意しなかった場合、離婚を成立させるために第三者の介入をお願いすると良いでしょう。
方法としては、離婚調停や離婚訴訟と言われるものです。
離婚の話し合いを長引かせることは精神的にも負担が大きく、子どもがいる場合は子どもにとっても精神的ストレスは大きいものです。
ただし、調停離婚や離婚訴訟の場合は離婚するための相当の理由が必要となってきます。
まとめ
離婚したいときの切り出し方についてまとめると以下の通りです。
- 離婚をしたいと切り出す前に離婚したい理由をはっきり説明できるようにしておく
- 離婚を切り出すときとは子どもがいない時に不特定多数の人たちがいる場所で行う
- 離婚をした後の生活設計(就職、住居など)を確保しておく
- 離婚を切り出す方法として面と向かって話すほかにメールや電話などで伝える方法がある
- 離婚は「お互いにとって良いこと」を印象づける
- どうしても離婚が難しいときは法律の専門家に相談する
少しでもこの情報が皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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